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木の城工房マスコミ掲載

設立したばかりの木の城工房に、なぜか、ビジネスブログを見た各メディアの敏腕記者さんが取材に来てくれます。

記者さんたちに「なぜ、当社に取材を?」と聞くと・・・「木の城工房さんのビジネスブログには『木の家に関する情報量』が他社を圧倒しているので・・・」と言われ、うれしいです!!

しおや湧水の里ウォーク
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長寿命な木の家をつくる


1.長寿命な木の家は、しっかりとした基礎と耐蟻性・対腐朽性の高い樹種を構造材(土台・柱等)に使用し構造材を乾燥状態に保つことが大切です。

基礎を設計するには、建物を建てる位置を決定し地盤(地中5m位)の耐力を調査して決定します。
地盤の調査には費用がかかりますが、大事なことですので必ず調査してください。
地耐力により基礎の形状・配筋などを決定します。一般に布基礎は、3t/m2以上の場合、2t/m2以上の場合が、ベタ基礎としています。それ以下の場合は、杭工事や地盤改良が必要になります。(工法や建物の加重によっても変わりますのでご注意ください。)
また、布基礎の場合には、防湿のために防湿コンクリートを打設することをお奨めします。

耐蟻性・耐腐朽性の高い樹種としては、ひば・桧などがあります。土台・柱などは、ひばや桧を使用し梁材には曲げ強度の高い松材を使用するのが古来からの伝統です。
もちろん総桧造り・総欅作りという選択もあります。当社では、土台・柱には桧を標準として採用し高い耐蟻・耐腐朽性を確保しています。
また、構造材を乾燥状態に保つために二重通気工法を採用しています。壁体内に空気を循環させることで柱・土台などを乾燥状態、腐朽菌の被害を受けません。(腐朽菌は含水率25%以上、温度20℃〜30℃でもっとも活動します。)

耐腐朽性・耐蟻性の比較表 腐朽菌の繁殖条件

2.シロアリによる被害を防ぐ。 栃木県に生息しているシロアリは、ヤマトシロアリといいます。
ヤマトシロアリは、乾燥しているところが苦手です。また、通風のいいところや光の当たるところも好みません。
シロアリの被害を防ぐために、シロアリを呼び込まない(建物周囲にマキを野積みしたりウッドデッキの上に植木鉢を置いたままにしたりするとシロアリをよびこみます。当社のウッドデッキも植木鉢の下にシロアリがいました。内部には進入していませんでした。)ようにしてください。
そして、構造材の含水率の低いものを使用し、湿気が壁体内に篭もらない工法を選択することが大切です。
薬剤で防蟻処理するのが一般的ですが、最近は人体への影響を考えて強い薬剤を使用出来ませんし、保証期間は5年程度です。5年後にまた薬剤による処理をするよりも耐蟻性の高い樹種を使って乾燥状態に保つ事をお奨めします。
ちょっとむづかしくなりますが、木材を空気中に放置したときの木材の含水率を平衡含水率といいます。
KD材(人工乾燥材)D25(含水率25%以下)の桧の柱1本でも日本の平均の平衡含水率15%まで乾燥すると10%の水分が蒸発します。これは、1.35?にもなります。この水分を逃がすために壁体内に通気できる工法が有効です。
室内の湿気を壁体内に入れない為に、ビニールで密閉する工法がありますが、どうでしょうか。内部結露の原因になってしまうと思いますし、万が一雨漏りした場合、ビニールで壁・天井を密閉していたらいつになったら気づくことが出来るのか心配です。

3.結露のしない家をつくる 長寿命な家をつくる為には、一般的な生活をする上で結露のしない家をつくる事が大切です。
当社では、以前アルミサッシュにペアガラスの家でお客様に「結露をさせない生活をしてください。」とお願いしていました。「暖房器具は、室内での燃焼系のものは使わずにエアコン・蓄熱暖房機を使用してください。」と当たり前にお願いしていました。
でも間違いだった事に気づきました。
冬の定期点検に伺った時に石油ストーブにやかんを掛けて生活しているお宅に、びっくり。
当然ながら結露でサッシュは濡れていました。「奥さんあれほど石油ストーブは、使わないでくださいってお願いしましたよね。」
奥様のはなしでは、「始めはエアコンだったけど電気代が高いので石油ストーブに変えてしまった。」との事。「始めは、結露が気になって結露水を拭いていたけどめんどうで最近は、拭いていないです。」
2回目の冬でサッシュ周りにカビがでていました。そしてクロスが剥がれかけていました。ものすごくショックでした。
こんなお宅はまれですが、夜寝るときにエアコンを止めてしまうので朝起きるとサッシュに結露するというお宅は、沢山ありました。
これで長寿命な家なんて言えない。即、断熱サッシュに切り替えました。
結露することよりも、面倒で結露水を放置し家を綺麗に保とうと言う気持ちが、たかだか2年目で無くなってしまった事にびっくり。
計画段階では、一生住める家にしたい。って言ってたのに。
作る側の理屈で結露をさせない住まい方を強要していました。
先ほどの方のように石油ストーブでは無理としても、エアコンで暖房をする生活で結露のしない家をつくるのが長寿命な家をつくる第一歩だと気づかせてくれた出来事でした。
結露しない家をつくるために、断熱は大切です。
特に開口部廻りに結露させない為に、断熱サッシュ+LOW-Eガラスを使用し、サッシュ裏側(壁体内側)の結露水の処理を考えて置きましょう。又、24時間暖房とし、室内の温度を一定に保つことが結露には有効です。

4.変化するライフスタイルを考えて間取りを考えるときに今の家族構成を基準にするのは当たり前ですが、20年後・50年後の家族構成はどうなっているでしょう。
将来2世帯での生活を考えておく必要があるか、今は大家族だけど数年で子供が独立するので、など生活する人数の変化を考慮して間取りや部屋数も変化しやすい構造にしておきたいものです。
骨組みは、大スパンに耐えられる構造として必要なときに仕切って使う。こんな考え方をスケルトンインフィルといいます。
また、自分の好み・生活スタイルも年代でかなり変化するものです。
私自身20代のころは、洋風な家をつくるつもりでいましたが、現在は和風の住宅を考えています。現在45歳ですが、今は老後が心配で・・・ある程度 将来の事を考慮して家づくりを考えましょう。

5.異変を感じとれる家 前にも触れましたが、雨漏りや結露水で異常があっても室内側にビニールで密閉してしまうと気づくまでに相当な時間がかかります。
気が付いたときには、かなりの状態になってしまっていることでしょう。
何かの本に書いてあったことですが天井裏にバケツ一杯の水を撒いても全然下階に影響がでなかったと、ありました。何でもそうですが、通常考えられないことが起こってしまう事もあります。
長寿命な家をつくる為には、点検スペースや修理しやすい家。
異変を早めに気づける家づくりが必要です。
万が一の床下での給排水管接続部からの漏水にも通常では気づきません。
当社では、1階床下空間を点検の為や将来の配管の交換時期が来たときの作業スペースとして必ず設けるようにしています。(床を土間床にして地熱利用やパッシブソーラーの考えでコンクリートに蓄熱する事もありますが床全体を土間床にすることはお奨めしません。土間床は、工事費が安価である為に採用することもあるようですが、コンクリートに直接フローリングを直張りすると床がとても硬く、お子さんが転倒し頭部を打ったときなどは危険です。またコンクリートの直張りの床では、硬すぎてリラックスできません。床に寝ころんで遊ぶ空間には向いていません。)

6.こまめに点検・早めのメンテナンス 家を長持ちさせる為には、定期点検を行い早めのメンテナンスが必要です。
内装や屋根・外壁は、定期点検時にどこの会社でも点検リストに載っていると思いますが、本来は普段目に付かない床下の点検が重要だと考えます。
少しの水漏れでも長期間気づかずに放置してしまうと、折角防湿コンクリートを打設しても床下に湿気が篭もり腐朽菌やシロアリを呼び込む結果になってしまうかもしれないのです。
1年に一度、6月〜7月ころに自分で床下を点検するか、工務店に点検してもらい何か異常があれば早めに処理をしてください。
当社では、今年20件ほど床下点検しました。大きな問題はありませんでしたが、ほんの少し漏水していたところが2件ありました。通常では絶対気づかない事ですが、長寿命な家を長く使うには、ある程度の管理が必要です。

7.家を育てる。 100年住宅といっても外壁や内装・器具等がメンテナンスフリーという事は、まず無いと思ってください。材料によって寿命が違うのはもちろんですが、日ごろの手入れ次第で長持ちします。築10年の家に伺ってもこれが同じ10年経った家とは思えないほど差が出ます。こまめに手入れすると家に愛着を感じるようになり、ますます手入れが行き届く事になるようです。
北欧の住宅事情の視察に行って驚いたのは、家の塗装・床の張り替えなどは、ほとんどの人が自分たちで行います。外壁・床・内装には自分たちで手入れのできる自然素材が使われており、家の手入れが楽しみであるようです。
日本で言えば奥様方がガーデニングを趣味で楽しんでいるような感覚でしょうか。
日本では、新建材が多用され、自分たちでメンテナンス出来ない事が多いですが、共稼ぎの世代では仕方ないとしても、老後は自分で手入れをする事が、楽しみになるよう家を育てて欲しいものです。
新建材は、作ったときから徐々に劣化します。ですが無垢の木は、色は変化しますが味わいが出てきます。
本物は、長く使えば価値も出ます。ヨーロッパでは、家の建て替えサイクルが120年というデータもあるそうです。親が大事に家を育てる姿を子供が見ていれば子供も大事に守っていってくれるのではないでしょうか。


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